夏休み0日目に「ラピュタロボティクス」に行ってきたよ!

谷中テックアカデミーの夏休み企画「フィールドトリップ」第一弾として、コーチと生徒たちは、東京・木場にあるピッキングアシストロボットを開発している会社「ラピュタロボティクス」を訪れました。ピッキングアシストロボットは、日々多くの商品を効率的に取り扱い、物流業界で重要な役割を果たしています。

参加した生徒の中には、初めて一人で切符を買って、電車に乗るという子も。ドキドキしながらも、ワクワクと興奮を胸に僕たちは目的地へ向かいました。

ラピュタロボティクスに到着。颯爽と聳え立つガラス張りのビルを見上げて「おおー!」と皆、驚嘆の声。

「ホテルみたい!」なエレベーターを上がって、玄関に到着するとスタッフさんが笑顔で迎えてくださいました。

体験会場となったフロアには、たくさんのロボットや倉庫を模した陳列棚と各種商品が陳列されており、その奥には、絶賛開発業務を行うエンジニアさんも。ロボットたちと働く人々の光景は、彼らの目にどう映ったのでしょうか。

我々が席につくと、なんとロボットが早速ドリンクを運んできてくれました!

会社の説明のあと、実際にピッキングアシストロボットの操作を体験することに。一同はにわかに興奮し、我先にとロボットと触れ合っていました。その後、操作方法に慣れたところで、ロボットと人間のピッキングの速さを競うゲームにチャレンジしました。生徒たちは、ロボットと協力して会場内を走り回って作業にあたり、とても楽しそうでした。一方、対戦する人間代表は僕がつとめましたが、結果はロボットチームに数分も差をつけられての敗北でありました。

お仕事の現場では、実際にこうしたテクノロジー革命がちゃくちゃくと進んでいることを、こどもたちにも実感してもらえた瞬間でした。

そして、この度出会ったラピュタロボティクスのピッキングアシストロボットは全て日本で生産されているとのこと。私が特に感じたのは、ロボットの安全に対する配慮がとても素晴らしく、こどもたちがロボットを取り囲むと、動かなくなるようにプログラムされていることでした。高度な技術を持って人間との共生を大切にしていることに強い理念を感じました。国内で世界に通用する技術を生み出していることを聞いて、彼彼女らはどう思ったのでしょう。

普段から僕が生徒たちに伝えている、「人の役に立つロボット」とこうして実際に触れ合える機会をいただき、本当に良い刺激となりました。

訪問が終わり、帰りの電車はまさに帰宅ラッシュ。でも、生徒たちはみんな楽しかったと言いながら、帰路につきました。新しい知識と経験を得た喜びと、仲間と過ごした楽しい時間の余韻を胸に、無事に帰宅。やって良かったという想いとともに、ほっと胸をなでおろした橘でした。

彼彼女らが今回の体験で得た感動や気づきが、今後の成長の原動力となりますように。

最後に、この度ご縁があり、訪問を快諾いただいた上、その貴重な技術とサービス精神を余す所なく見せていただいただき体験までさせていただいた、ラピュタロボティクス様に厚くお礼を申し上げます。